保育支援の3本柱
みどりこども支援では、円滑な保育を進めるために、臨床心理学の知見を活かし、3つの項目を主に保育支援の活動を行っております。
- ○ 参与観察による心理的理解
- ○ コンサルテーション
- ○ 保護者カウンセリング
子育てに関する保護者の不安を受けとめ、特別な支援を必要とする子どもに関して、保護者や保育者の悩みに寄り添う心の専門家です。 小・中・高等学校におけるスクールカウンセラーや医療・福祉分野で働く心理士と同様に、臨床心理士が中心となって、その役割を担います。 みどりこども支援のキンダーカウンセラーは全員,臨床心理士有資格者です。臨床心理学の知見や各々がそれぞれの分野で積み上げてきた臨床経験を活かし,保育を心理的な立場から支えます。
≪対象≫ 園児(0~5歳児),保護者,保育者,職員
≪支援内容≫
園児 :参与観察による心理的理解,プレイセラピー,心理検査
保護者:カウンセリング
保育者:気になる子どもの保育に関するコンサルテーション,個別カウンセリング
職員 :個別カウンセリング
他機関への紹介,就学支援,保護者対象講演会講師,職員対象研修会講師,情報発信(例:キンダーカウンセラーだより)等も行っております。
◎保育支援の中心的な活動◎
○参与観察による心理的理解(園児対象)
主活動,自由遊び,給食,正課・課外活動などの保育活動にキンダーカウンセラーが参加しながら,対象となるお子様を中心に観察します。(1時間~1時間半程度の観察となり,複数のお子様を観察することもあります。)
○カウンセリング(保護者対象)
事前に保護者から保育園にカウンセリングの予約を入れていただきます。時間は50分です。相談内容は,お子様の発達や子育ての悩みなど,どのようなことでもかまいません。
○保育に関するコンサルテーション(保育者対象)
参与観察後,対象園児の担任の先生に観察した内容から考えられる心理的理解をお伝えします。今後の保育や保護者への対応などについて,互いの専門性を尊重しながら話し合い,保育者と共に考えてまいります。
○研修会・講演会講師(保育者・保護者対象)
通常の保育支援とは別に,職員対象の研修会や保護者対象の懇談会・講演会(2時間程度)を行い,心理教育や保育・子育てにおける心理的な支援等についてお伝えしております。
○個別カウンセリング(全職員対象)
希望される全ての職員の方を対象に個別カウンセリングを行い、メンタルヘルス対策のサポートをいたします。
○支援者支援
子どもたちを日々支える保育者・保護者の方々の支援に力を入れております。
① コンサルテーション(カウンセラーと保育者の専門家同士の話し合い)
② 保護者カウンセリング
③ 職員カウンセリング
No.1 午前の場合
9:30
打ち合わせ
10:00
自由遊び/主活動/昼食等 子どもの行動観察
(子どもと一緒に活動します)
11:30
コンサルテーション
振り返り/見立て/今後の対応
No.2 午後の場合
14:00
打ち合わせ
14:20
保護者面接①(50分間)
15:10
打ち合わせ
15:30
保護者面接②(50分間)
16:20
コンサルテーション
振り返り/見立て/今後の対応
※通常保育支援後,同日に研修会を開催することも可能です。
・「保育における心理的支援」
職員の方を対象とした研修会。心理士の活動について知識を深めていただき,キンダーカウンセラーとの連携を円滑に行うことを目的といたしました。(2017年8月末現在4園にて開催)
・「小学校生活に向けて」
年長児保護者の方を対象にしたクラス懇談会。小学校生活に向けての心構えや準備についてお伝えしました。保護者の方が卒園後の見通しをもっていただくことで,不安や緊張を軽減し,お子様と共に入学を楽しみに待つことを目的といたしました。(2015・2016年度開催。2017年度2園にて開催予定)